「12モンキーズ」
「12モンキーズ」をつい先日鑑賞。
1995年の作品らしいけど、そんなに古さを感じさせず凄く凝った内容でした。
ブルース・ウィリス演じるジェームズ・コールは犯罪者として地下刑務所で暮らしていた。
地下というのも、人類はあるウィルスで1996年に99%は死んでしまった為、地上で暮らせなくなったからだ。
その地下刑務所で科学者集団からあるボランティアを頼まれることになる。
それはタイムトラベルを使い、ウィルスをばら撒いた「12モンキーズ」という集団を突き止めること。
そこで減刑を条件にジェームズはタイムトラベルで1996年にタイムワープするのだが、間違えて1990年にタイムワープしてしまう....
ジェームズは最初凶暴な性格で減刑を受ける為ボランティアを引き受けるんだけど、
小さな手掛かりしか掴めず、何度も様々な時代にタイムワープして行くうちに
どんどん正気を失い精神が崩壊していく様が狂気を感じたね...
この作品、色々謎が多くて
ジェームズに度々ボブと問いかけてくる仲間?のような奴がなぜジェームズの事をボブと呼ぶのか?とか
ラストの科学者が保険屋として真犯人の前で現れるんだけど、何故保険屋???だったり
考察を見ないと訳の分からないことばかりで...
でも世界観やストーリー展開も面白かったし、
ブラッド・ピット演じる精神病院の患者役もハマり過ぎてて見所も満載だったなあと思います。
オススメ度
★★★★
「ファイト・クラブ」
私なんで今まで見てこなかったんでしょうか?
と思うくらい素晴らしい作品に出会いました。
「ファイト・クラブ」です。なんて男くさくてぶっ飛んでて素晴らしいんでしょう。
そしてブラッド・ピット、エドワード・ノートンがイケメン過ぎてため息が出ます...はぁ...
ノートン演じるジャックはどこか空虚な生活を送り、不眠な毎日を送っていた。
そんなときブラピ演じるタイラー・ダーデンと出会い、自由奔放なタイラーに惹かれ「ファイト・クラブ」を結成するのだが...
ジャックとタイラーがバーから出て、タイラーがいきなり俺を殴れというシーンがあるんだけど
いきなり過ぎて「!?」だし、殴られた後、放ったタイラーの言葉が衝撃で痺れた...
人生変えるような出来事ってそうそうないし、それを一発ガツンとやってのけるタイラー。
マジでカッコよ過ぎる。
自分の語彙力の無さにただただ反省するしかないんですが、色々な哲学的要素とぶっ飛んだ内容てんこ盛りで個人的に大好きな作品です。
なにか悶々とした日常を送っている方に、是非。
おススメ度
★★★★★
「アンブレイカブル」
久々の投稿。慣れないので空いていた期間に観た映画を色々書いてくぞー!
てなわけでM・ナイト・シャマランの「スプリット」を観たんだけど、
まだ観ていなかった「アンブレイカブル」と繋がっているらしいのでずっと観たかった!
しかしレンタルで見つからず...最近たまたま見つけられたのでようやく見れた。
ブルース・ウィリス演じるダンは、列車事故から奇跡的に無傷で助かり、その事故がきっかけで自分には特殊な能力があるんじゃないかと疑い始める...
サミュエル・L・ジャクソン演じるイライジャは先天性の病気から常に怪我と隣り合わせの人間。
この2人は二極的でもあり、共通点もあり運命的なものもあるのだけど
自分自身が何者か分からず、お互いに模索していき、答えを導き出すまでの過程がとても面白い!
シャマランならではのどんでん返しもあるし、これは次の続編も期待できるなと思える作品だった。
おススメ度
★★★★☆
「死霊館のシスター」
...ずっと観たかった(´□`。)°゚。
なにを隠そう死霊館シリーズ大ファンなのです!!
初めて「死霊館 エンフィールド事件」を映画館で見てからすぐ虜になりました。
それからDVDを漁りまくり、ホラー映画のドツボに笑
昨年「アナベル 死霊人形の誕生」から約一年ぶり?すごく短いスパンでの「死霊館のシスター」公開嬉しすぎる!!!
なんと言っても時系列では最も古い物語になるんですよね。
ウォーレン夫妻を苦しめる悪の根源ヴァラクの秘密が明らかになります。
いや〜やっぱりヴァラクの強さ、ラスボス感を大いに感じる事が出来ました!!!
「アナベル 死霊人形の誕生」に登場したシスターが話中に出てきたルーマニアの修道院を舞台に
修道女の見習いアイリーン、バーク神父、移民のフレンチの3人で自殺した修道女の調査を行うというストーリー。
古い修道院が舞台なので、建物も古臭い感じで暗闇だと発狂しそうなくらい怖そうなのがまたツボw
めくるめくビックリの数々がありーの、ヴァラクのラスボス感を感じーの、もうそれだけで最高www←ドM笑
怖いことも当然なんですが、見習い修道女アイリーンがこの調査を通して生涯宣誓を行い立派なシスターになるというドラマ的な部分もあり、ただ怖いだけではないのが死霊館シリーズの良いところなんですよね。
ラストは...なるほど...そこから死霊館に続くかという含みを見せたりしていました。
そしてまだ死霊館シリーズ観たことない方は是非、今作品みて虜になってみてはいかがでしょうか...
おススメ度
★★★★☆
「キャリー」
リメイク版がいくつも出ているキャリー。
どれをみたらいいかわからず、2013年のクロエ・グレース・モレッツが主演した割と最近のリメイクを選んで見ました。
まず、冒頭の体育での水泳後のシャワーシーンから衝撃!
初潮がきて血でパニックに陥るキャリー...
高校生くらいの歳になったら生理の意味も分かるかと思うけど、なんの血なのかよく分からずひたすらパニック。
そのシーンだけで、キャリーが他の子とはちょっとズレてるというのが分かります。
そのせいか他の子たちとは馴染めず、いじめの対象に。
学校生活も楽しいものでは無いのに、プライベートではキャリーママの登場。
このキャリーママが本当にやばい!!
狂信的な宗教信者のせいか
勝手な解釈でキャリーに生理を教えなかったり、
事あるごとにお祈り部屋にキャリーを閉じ込めたり、
時には包丁を取り出してみたり
何もかもドン引き....
そこでキャリーが他の子たちとはズレてしまう事に妙に納得ができる。
そんなキャリーが初潮をキッカケに超能力に目覚めてしまう事で、破滅へのカウントダウンがはじまります...
卒業後のプロムパーティー、
男子からキャリーへのプロムパーティーへの誘い
虐めがバレて停学を食らった女子...
破滅へどんどん近づいていきます。
そしてあることがきっかけで突然終わりを告げるプロムパーティー。
もうこうなったらキャリーの暴走を止められません。
美しくもあり狂気でもあるキャリーの暴走がすごく印象的でした。
一体キャリーという存在はなんだったのか?ただの悪魔だったのか、そしてその母は普通の人間だったのか?
色々考察を書いているブログなども読んでみてとても面白いなと思える作品でした。
ただホラー的な怖さはあまりなく、人間的な怖さが滲み出たような作品だったなと感じました。
一番の" 肝 "はお母さんでは無いでしょうか?
オススメ度
★★★★☆
「スペル」
予告からチープな感じがする作品w
「スパイダーマン」や「死霊のはらわた」シリーズで知られるサム・ライミ監督というので見てみた!
予告から滲み出たチープが何倍にも煮詰まったチープさですよ!!!!これは!!笑
銀行員で融資担当をしている主人公が、怪しげなお婆さんの融資猶予を断ってしまう。
そこから黒魔術的なもので呪われてしまい、お婆さんに追い詰められていくというストーリー。
もうお婆さんがヤバ過ぎるの一言に尽きる!!!笑
「ヴィジット」に出て来たお婆さんもヤバイけど、このお婆さんもほんとにやばめwww
棒で喉突き刺されても平気だわ、入れ歯落ちてもはむはむしてくるわwww
尋常じゃなく元気すぎるお婆さんwww
しかもやたら主人公の髪の毛むしりたがるww
上からもの落とされて目玉どーーん!出たり、お婆さんの保存液?(ちょっとネタバレですが)が直接口移しでダラ〜だったりw
進めば進むほどネタ感が凄かったw
みんなで楽しめるスプラッタホラーかなと思います。ジャケットで謳うほど怖くは無いです。
オススメ度
★★★★☆
「シェイプオブウォーター」
2017年で最も話題になった作品じゃないかな?
ようやく見れました。
私、あまりギレルモ・デル・トロ監督の作品が好きでなく....
の割にパンズラビリンスやヘルボーイ、パシフィック・リムなんかはちゃっかり観てるんですよね。
で、その中で一番期待していたのがこのシェイプ・オブ・ウォーター。
すんごくファンタジックで素晴らしい作品でした!!
パンズラビリンスと共通するものがいくつかあって、でもパンズラビリンスよりも昇華させているなと感じました。
一つは主人公が孤独だということ。
二つ目はどちらも戦争もの要素が関連していること。
でもシェイプオブウォーターの方が、発話障害で話せない主人公でありながら、うまく心情を訴えかける描写が上手いなって思ったんですよね。
その感情移入できる違いで好きになったのかもしれません。
性描写も多いんだけど
冒頭の自慰シーンでイライザの孤独だったり、ひとりの女性というのをうまく表しているなと思ったし
2人でセックスする場面では、より女性として愛する相手と結ばれたいと強く思う心情が描かれているなって
「障害のある女性」としか最初は見ていなかったのに、
段々今まで抱えていただろう孤独が、どんなに辛かったかと自分自身にも重なって不覚にも泣いてしまいました...
ファンタジーで美しい演出もあり、より余韻をもたせてくれた素晴らしい作品でした。
オススメ度
★★★★★